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『たゆたえども沈まず』著者:原田マハ

今日は原田マハさんの『たゆたえども沈まず』(幻冬舎)
ゴッホをテーマとした小説です。
表紙もゴッホの代表作「星月夜」です。
今回はKindleで読了。

たゆたえども沈まず [ 原田マハ ]

価格:1,728円
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週刊文春掲載のコメントを引用します。

「今回は、ミステリーやホラーといったジャンルの要素を極力排してみました。直球勝負の物語が読者に届くと本望です」
「誰もが知るゴッホの悲しい生涯を思うとき、この作品をいまの私たちが美術館に足を運びさえすれば見ることができるのは、本当に奇跡としか言えません。そのことに勇気づけられて、この作品を書くことができました」


評者:「週刊文春」編集部


(週刊文春 2017.11.16号掲載)

◆なぜ読んだの?
このブログを読んで頂いている方は読書が好きな方が多いと思います。
本屋はよくいきますよね?私もよく本屋に足を運び店内を探検しています。
平積みされている本の表紙に目がいっちゃうんですよね。
この本の表紙はゴッホの「星月夜」
芸術には全然詳しくない私ですがなんとなく惹かれて最初だけ少し読みその時は買いませんでした。
自宅に戻ってゴッホのことを調べてみるとかなり大変な人生を送ってきたことが分かり気になり始めたんです。
すぐに電子書籍で購入し読み始めました。

◆どんな本?
主な登場人物はフィンセント(ゴッホ)、テオ(ゴッホの弟)、林忠正、加納重吉です。
林忠正は明治時代に活躍した日本の美術商人「若井・林商会」の主。
加納重吉は林忠正の後輩で「若井・林商会」で働く。※架空の人物

林と加納はパリに憧れ、日本を旅だった。
そこで出会ったのがゴッホの弟のテオ。
テオは重吉と親しくなり兄のフィンセントを紹介します。
そこからフィンセントと日本の繋がりが濃くなっていくのです。
そしてフィンセントの人生がテオとの手紙のやり取りなども含めて物語とともに明らかにされていきます。

◆どの文章が心に残った?
フィンセントは病気になりながらも絵を描き続けていました。

“それでも、たったひとつ続けていることが絵を描くことだった。そんな状態になってすら、彼は絵を描くことをやめようとしなかった。自分の意志で心臓を止めることができないのと同様に。”

私はこの文章を読んで、ゴッホは絵を描くことが好きだったのだろうか?と思いました。
絵を描くことに取りつかれていた?絵を描くことがすべてだった?
たぶん絵を描くことで自分を信じようとしていたのではないかと思います。
自分を信じるために絵を描く。そんな風に私はゴッホの心情をとらえました。

この本は勇気が出ます。
ゴッホが生きているとき、ゴッホの絵に惹かれる人は少なかった。
でもゴッホの意思を引き継いだものたちの手によって、今では多くの人たちがゴッホの絵を見るために遠くから海を渡り押し寄せています。
とても感銘を受けました。

◆どんな人におすすめ?
・ゴッホについて知りたい人
・美術・芸術に興味がある人
・原田マハさんが好き、興味がある人

最後までお読み頂きありがとうございます!
ぜひコメントしていってください^^


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