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『ハリネズミの願い』著者:トーン・テレヘン

今日紹介するのは、2017年の本屋大賞 翻訳小説部門を受賞した『ハリネズミの願い』です。
(新潮社)
著者はトーン・テレヘンさん、訳は長山さきさんです。

トーン・テレヘン(TOON TELLEGEN)
ケニアでマサイ族の医師を務め、アムステルダムで開業医に。
その後1984年に幼い娘のために書いた動物たちの物語を『一日もかかさずに』を刊行。

ハリネズミの願い

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◆なぜ読んだの?
このブログを見て皆さんはこう思ったはずです。
「なんで今さら2017年の本屋大賞なの?」
そうなんです。この本は去年買った本なんです。

本棚を整理していました。
自宅にはたくさんの本があり、定期的に整理しているんですがその中でもう一度読もうと思った本がこの『ハリネズミの願い』でした。
去年読んだときに、あまりピンとこなかったんですよね。
面白い本も再読しますが、しっくりこなくて本棚に戻した本も再読するんですよね。
しっくりこなかった理由が本ではなく、当時の自分にあるかもしれない。
時間を空けて、もう一度読むと面白さが分かるかもしれない。
そう思っているんです。

◆どんな本?
ハリネズミは手紙を書きます。
親愛なる動物たちへ ぼくの家にあそびに来るよう、キミたちみんなを招待します。
ペンを噛み、後頭部をかき、そのあとき書き足す。
でも、だれも来なくてだいじょうぶです。
悩んだ挙句、手紙を引き出しにしまってしまいます。

そのあとはハリネズミが色んな動物たちが家を訪ねてきたことを想像します。

例えば、

ゾウが訪ねてきて、テーブルやイスを壊したり。
ダチョウが来て、色んなところに頭を突っ込んだり。
カバが来て、壁を壊し、家の中を水浸しにしたり。
ラクダが来て、背中のコブを外し、ハリネズミに押し付けて帰ったり。

色んな心配を繰り返し、ハリネズミは不安を払拭できずに、だれも招待できずにいます。
そんな中、最後にある動物が訪ねてきます。
そこは読んでからのお楽しみということで^^

◆どのシーンが心に残った?
最初にこの本を読んだとき、なんでこんなにネガティブな発想しかできないんだ?
と思いました。
自分のことは棚に上げて。

今回、再読したときに気づいたんです。

来てほしいけど、来てほしくない。
したいけど、したくない。
そんな気持ちになることは誰にでもある。

うまくいかなかったらどうしよう。
怒られたらどうしよう。
失敗したらどうしよう。

だれでもネガティブなことを考えてしまって前に進めない。
でも心配するほど大きなことって、現実ではあまり起こらないんですよね。
それを動物の物語を通じて、読者に伝えようとしたのではないかと私は思っています。

理解できなかったら、時間を空けてもう一度読んでみると気づきがあるのでお勧めです。
この本はためになる!

◆どんな人におすすめ?
・動物が好きな人
・心配症の人
・まったり読書をしたい気分の人

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