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『アナログ』著者:ビートたけし

今日はこの本。
ビートたけしさんの『アナログ』です。(新潮社)

ビートたけしさんの初の恋愛小説です。
新潮社のホームページにこう書いてありました。

たけしがたどりついた“究極の愛”。
狂暴なまでに純粋な、書下ろし恋愛小説。
「人生で一度だけ、こんな恋がしたいと思った。」

アナログ

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◆なぜ読んだの?

ビートたけしさんって多彩ですよね。
芸人、司会、俳優、映画監督、そして小説家などなど。
そんな人が書く恋愛小説ってどんなものなんだろうと思ったのがきっかけです。
アナログ』の存在を知ってすぐにKindleで購入しました。
※アナログなのに電子書籍で買ってしまいました笑
形として残しておきたいので、紙の本も買いたいなと思いました。

◆どんな本?
主人公の悟は工業デザインを主とする仕事をしています。
喫茶店の内装やホテルのフロア、ショッピングモールのデザインまで幅広く手掛けています。
友達との待ち合わせで喫茶店に入ります。

案内された席に雑誌が置いてありました。
悟が雑誌を読んでいると女性から声を掛けられます。
「すみません・・・その雑誌、私のものなんです」

それがみゆきとの出会いでした。
でも連絡先は交換しません。
なぜだか連絡先を聞いたら二度と会えなくなるような気がしたから。

毎週木曜日の夕方に出会った喫茶店で会うことになりました。

「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」

喫茶店で待ち合わせをして、デートを重ねる。
今、こんな恋愛できるんでしょうか。
とても恋愛あり、友情ありの素敵な恋愛小説です。

◆どのシーンが心に残った?

タイトルに合った色んなセリフが出てきます。

「そういうのってステキですよね。あまり意味のないメールのやりとりや電話をするより、次はいつ会えるかなって楽しみにするほうが」

「今どきの何でも手軽に連絡を取り合う人間関係、それじゃ悩んだり心配したり、心の葛藤がない。時代に逆らうようなアナログな付き合い方、それが本当の恋愛」

「そういうスマホを使ってばかりの今の人間関係というのは、うわべの付き合いで、相手の心の繋がりはかえって薄くなってる気がしますよね」

「人と人の関係を作るのに一番大切なのは、会っている時の信頼感なんじゃないだろうか」

四角い端末をずっと見ている現代。
それが一番大切かのように。
綺麗な景色はそのスマホの画面の中、コミュニケーションもLINEですぐできる。
会って話すよりも、電話で話す方が効率的。
便利な世の中になったんだと思います。

でも大切なものは見失わないように。

最後にこの本の中で一番好きなセリフを紹介します!

「AIやコンピューター技術がいくら進歩しても、時折見せるみゆきの微笑み以上の笑顔が作れるだろうか?俺にとって、一番美しく幸せな景色とは、微笑むみゆきの横顔である。いつか犬でも飼って新しい車を買い、みゆきと犬を乗せてどこかへ遊びに行こう」

◆どんな人におすすめ?
・ビートたけしさんの作品をよみたい人
・スマホを使うことが多い人
・友情と恋愛の小説を読みたい人

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