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『かがみの孤城』著者:辻村深月

辻村深月さんの『かがみの孤城』を紹介します!
2018年本屋大賞に選ばれた作品です。

ちなみに他の賞もとっています。

・王様のブランチ ブック大賞2017
・ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2017
・埼玉イチオシ本2017
・第11回神奈川学校図書館大賞
・熊本県学校図書館大賞2017
・啓文堂書店文芸書大賞
そして2018年本屋大賞
堂々の7冠!

いまから紹介しますが、読んでほしいので
ネタバレなしです!

かがみの孤城

◆どんな本?

主人公は中学一年生のこころちゃん。
中学に入学しますが、あることがきっかけで不登校になります。
不登校なので昼間も家にいて時間を持て余していました。

あるとき部屋の姿見が光って、その中に吸い寄せられます。
気が付くと床に倒れていて、女の子の声がします。
顔を上げると狼の面をつけた少女が立っていました。

そしてシンデレラ城のようなお城。
まるでファンタジーの世界に来たような景色。

そこにはこころも含め七人の中学生が集められます。

こころ。
ジャージ姿のイケメン男子。
ポニーテールのしっかり者女の子。
眼鏡をかけた、声優ごえの女の子。
ゲーム機をいじる、生意気そうな男の子。
ロンみたいなそばかすの、物静かな男の子。
小太りで気弱そうな、階段に隠れた男の子。
ーーーーー全部で七人。

「オオカミさまと呼べ」狼の面を付けた女の子はこう言いました。

この城は願いを叶えられる城であること。
願いを叶えるには、鍵を見つけて、願いの部屋を開けること。
城には日本時間の9~17時に鏡を通じて出入りできること。

この城はなんなのか?なぜこの七人が呼ばれたのか?
七人の子供たちは、次第に打ち解け合い、願い叶えるために動き出します。

オオカミさまは集めた七人を赤ずきんちゃんと呼ぶ。
果たして、願いは叶うのか?謎は解けるのか?

すべての子供たち、そしてすべての子供だった大人たちに読んで欲しい感動作!

◆この本を読んで何を感じた?

読んでまず思ったのが、自分も中学生のときにこんな感情だったなということです。
中学生は子供と大人の中間のようなところで、どう振舞うのが正解なのか分からない。
別に答えは無いのに、ありのままでいいのに、ちょっとカッコつけてみたり、思っていないことを言ってみたり。

それは自分が当時感じていた世界がとても狭かったからではないかと思います。
極端に聞こえるかもしれませんが、私が中学生のときの世界は「家」「学校」「部活」の三つでした。
その中でも学校生活が一番大きなウエイトを占めていて、そこで失敗したくないと思っていた記憶があります。

みんなと一緒にいたい、仲間外れにされたくない
という気持ちです。

大人になった今、世界はとても大きくて、いくつもの選択肢があることを私たちは知っていますが、当時の私はそれを知りませんでした。

この本は物語を通じて、少しずつ、丁寧に教えてくれます。
世界は広いよ!たくさんの選択肢がある!
こう言っているように私は受け取りました。

2018年本屋大賞発表式で辻村さんはこう語っています。

「今回、書店員さんたちが繋いでくださったこの本屋大賞は、バトンだと思っています。私が書いた『かがみの孤城』を、本屋大賞を渡していただいて、全国の書店から、本を手にとってくださる方にバトンとして渡せたんだと思っています。今はうつむいているその誰かが今回の『かがみの孤城』を読んで、次の誰かに向けて顔を上げて―その誰かを救いたいと思って私が書く側に来たように―、次の誰かがこの気持ちを繋げてくれたらとても嬉しいです」

私もバトンを繋げたい!そう思える作品でした。

◆どんな人におすすめ?
・居場所が無くて悩んでいる人
・親、先生、子供の関りのある人たち
・中学生

最後までお読み頂きありがとうございました!
コメントお待ちしています^^

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