2016年に出版された『サピエンス全史』。
時間が経過したいまでも、おすすめの本として勧められているケースが多い印象です。
それも納得。この本は勉強になるし、物語としても面白い。
人類=ホモ・サピエンスがどのようにして発展してきたのか、他の動物と一線を画す部分はどこだったのかを解き明かしてくれます。
サピエンス全史はどんな本?
かなり有名な本で、既にご存知かと思いますが改めて紹介します。
著者はユヴァル・ノア・ハラリさんで、イスラエルの歴史学者です。
歴史学者が書いた本なんですね。
でも安心してください。とても読みやすい本です。
しかも超面白い!
テーマは幸福です。
人は幸せになりたいと常日頃思っているものです。
その幸福がどこにあるのか、そもそも幸福は達成できているものなのか。
人類の誕生から現代までを、まるで小説のように記述した作品です。
(参考)Amazon紹介文
国家、貨幣、企業……虚構が他人との協力を可能にし、文明をもたらした! ではその文明は人類を幸福にしたのだろうか? 現代世界を鋭くえぐる、50カ国以上で刊行の世界的ベストセラー!
文庫化しないのか?
この作品はかなり売れています。
そして発売日は2016年9月8日。
しかし、いまだに(2022年)文庫化されていないんです。
ちなみに、同じ出版社である河出書房新社で後に出た『21 Lessons』は文庫化されています。
単行本は分厚く、持ち運びに適していません。
個人的には文庫で読みたいと思っていましたが、出る気配がないので単行本を購入しています。
更に気に入ったこともあり、電子書籍(Kindle)、オーディオブックも購入し、ときおり再読しています。
文庫化されてる類似書籍
既に文庫化されている近しい作品を紹介します。
・『21 Lessons』
単行本:2019/11/19
文庫本:2021/11/5
→約2年で文庫化
・『銃・病原菌・鉄』(出版社は違いますが類似する作品です)
単行本:2000/10/2
文庫本:2012/2/2
→約12年で文庫化
同著者から出ている作品や、類似している作品は文庫化されています。
もしかすると、かなり時間が経過して売れ行きが落ち着いた頃に文庫本を出すのかもしれませんね。
電子書籍で読むか、単行本で読むか
文庫化されるまで待っているのは正直もったいないです。
早く読むべきです!
私は最初紙の本で読みました。
その後、電子書籍を購入し、ときおり読み返しています。
さらにオーディオブックも購入し、たまに聴いています。
上下巻に分かれている長い作品であるということもあり、一読後は好きな章をピックアップして再読しています。
読み方によると思いますが、通読するなら読み応えのある単行本。
ちょっとスキマ時間に読みたいのであれば、電子書籍かオーディオブックをおすすめします!
批判する声も一部ある
これはどの作品でも言える話ですが、サピエンス全史を批判する声もあります。
あくまでも学びのひとつとして、複数の書籍と合わせて総合的に読むことをおすすめします!
参考記事:ユヴァル・ノア・ハラリは「ファクト」よりも「フィクション」を語っている