日本人は心配性が多い傾向にあります。
これは脳科学的にもわかっています。
遺伝的な素質として、日本人は悲観的な傾向にあるのです。
心配性がひどくなると、「予期不安」を起こしやすくなります。
つい物事を悪い方向に考えてしまい、まだ確定していない未来を勝手に心配して不安を募らせてしまうのです。
そこで予期不安を防止するための3つの方法を紹介します。
1.とりあえずやってみよう精神で
世の中にはやってみないと答えがわからないことばかりです。
未来は確定していません。
とりあえずやってみようの精神で過ごしましょう。
もちろんこれは精神論で、何の解決にもならないかもしれません。
あくまでも考え方のお話です。
2つめの対策はもっと具体的です。
2.事前準備をしっかりとやる
予期不安を持ちやすい人はリスク管理ができています。
未来に起こるであろうネガティブな予測を無意識に立てているわけですから。
心配性=リスク管理できる人です。
(面接でも使えるかも)
楽観的な人は失敗しやすいとも言われます。
まあそれで失敗を繰り返して、高速でPDCAを回して成功に近づいているわけなんですが。
逆に悲観的な人は先を想定して動くことができるので、そのぶん成功の精度を高めることができます。
具体的には、想像したリスクに対し、事前の準備をしておくということです。
心配事が起こることを想定して準備しておくと、すぐに対応できます。
これが臨機応変です。
3.確率を計算する
事前準備をしていても不安な場合はどうすればよいでしょうか。
それは確率を計算することです。
いったん冷静になって、その悪い物事が起こる確率を計算してみましょう。
実際に計算してみると、その不安が起こる確率がかなり低いことがわかると思います。
結局のところ、ほとんど心配事は実現しないのです。
終わりに
紹介したコツを繰り返し実践することで、本当に目を向けなければいけないことが見えてきます。
予期不安に陥りやすい人は、なんでもかんでも不安になって混乱し、なにもみえていないのです。
この記事で対策として、「とりあえずやってみよう精神」「事前準備」「確率計算」を提案しました。
やるべきことをしっかりとやっておくと安心できますし、何度もこれを繰り返すことで、準備したけど使わなかったなーという項目が見えてくるでしょう。
これにより、対策すべき項目の精度が高まり、本当に大切なことがみえてきます。
予期不安は悪いことではありません。
上手に付き合っていくことで、自分を後押しする力になるのです。