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効率ばかり求めている人に贈るミニマリズムの本質(ミニマリスト)

今回はミニマリズムについてお話しします。
近年、効率や生産性を求める声が増えています。

できる限り速く、最短でゴールにたどり着くためにどうすればよいのか?と考える人が増えている。

そんな人たちに私はこう伝えたいと思います。
「○に急ぎ野郎!」

実際に、時間に追われている人が多いのかもしれません。
こんなにも効率化された社会なのに、なぜこんなにも忙しいのでしょうか。

残業はある程度規制され(会社によると思いますが……)、ワークライフバランスやウェルビーイングがうたわれています。

このような時代。
時間がなく、多くのモノに囲まれて過ごしている
何か、矛盾を感じます。

この記事ではミニマリズムの本質を背景に、人生の幸せについて、再度考察してみました。あなたにとって少しでも人生のお役に立てる記事であることを願います!

なぜこんなにも忙しいのか?

なぜこんなにも忙しいのでしょうか。私が考える原因のひとつは「多い」からだと思います。

具体的には
情報が多い
モノが多い

多様性を重視する世の中になりました。
それはいいことです。

良質な情報に無料でアクセスできるようになりました。
それも良いことです。

安価でエンターテイメント作品を観賞できるようになりました。
良いことです。

でも多すぎるんです。
スマートフォン、SNSの普及により、パーソナリティーに合わせた企業は広告を打てるようになりました。

テレビのCMであれば無視するだけですが、個性に合わせた情報は興味を引くことが多く、アクセスしやすい。

結果として、アクセスして情報を閲覧し、モノを購入したり、サブスクを契約したりするわけです。モノを購入すれば、それに合わせたモノの購入に繋がります。

そしてモノが増えれば部屋を整理する必要があるし、探す時間もかかります。サブスクの契約が増えれば管理が大変です。使わなくなったサービスの解約するのを忘れて、お金が無駄になることだってあります。

でもそれは本当に必要なものなのでしょうか
そう思わされているだけではないでしょうか。
要するに無意識に流されている可能性が高いと思うのです。

人の幸せはモノやカネでは無い

人生には限りがあります。永遠ではありません。
もしかすると、次があるのかもしれませんが、それはわかりません。

私たちは有限の中を生きているのです。

もし、あなたが死ぬときのことを想像してみてください。

人生の終わり……。
人生を振り返るとき、モノやカネが多いことを誇りに思うでしょうか。

思いません。思う人はいません。
(と私は考えます)

大切なのは人との繋がりや経験です。
それが人生の喜びであると私は思います。

ミニマリズムの考え方

最近、ミニマリズム(ミニマリスト)に関する本を数冊読みました。
私はモノを持たない人をミニマリストと考えていましたが、正確に言えばそうではありませんでした。

彼ら(彼女ら)は、ミニマリズムを徹底的に、自身の腹に落とし込むことによって、本当の幸福に辿り着いているようにみえます。

ミニマリズムとは……
『いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除すること』

ミニマリストはただ少ないモノで生活しているわけではないのです。
大切するものはしっかりと大切にする。おそらく、他の人よりもモノを大切にしているでしょう。
逆に不要なモノは完全に排除するのです。

ちなみに、
不要品とは
・自分の人生に価値を加えないモノ
・ときめきを感じないモノ
・理想の人生を邪魔するモノ

必要品とは
・役立つモノ
・美しいモノ

もちろん、人によってルールは違うと思います。
あなたにとって必要なモノ、不要なモノの線引きを明確にしましょう。

大事なのは人生の目的を考えることです。
答えはないのかもしれない。でも、一人で考える時間を作りましょう。
それは必要な時間です。

先にモノを片付けてみるのも良いと思います。
不要なモノと必要なモノを線引きしていくと、自分の価値観が明確になっていきます

明確になった価値観は、身体の中心を支えている背骨のように、まっすぐと一本に伸びて、あなたの人生の土台となります。

ぜひそれを見つけて欲しいです。
効率的で生産性の高い人生よりも、もっと大事なことを見つけて欲しい

私はそう思います。
この記事はあなたの人生にとって、少しでも役に立てるモノであれば幸いです。

参考文献