読書に集中したいけれど、物語をゆっくり堪能したいのけれど、仕事が忙しくて時間が取れない、仕事のことが頭から離れない。
そんな悩みを抱えているあなたのためにこの記事を書きました。
大事なのは頭のなかをスッキリさせておくこと。
そこで私はハイディ・グラント・ハルバーソンさんが書かれた
『やってのける 意志力を使わずに自分を動かす』を参考に、仕事をしっかりと進めて、読書に集中できる方法をまとめました。
ポイントはたったの3つです。
- 具体的なゴールを定める
- 計画表を作り実績管理する
- 現実から目を逸らさず直視する
では解説していきます。
①具体的なゴールを定める
まずやることは具体的なゴールを定めることです。
持っている仕事を洗い出し、それぞれのゴールを設定しましょう。
ゴールとは、具体的で定量的な目標のことです。
<答えるべき問い>
・その仕事の最終地点はどこなのか?
・目標となる数値は何か?
・いつまでに達成する必要があるか?
目指すべき場所が分かれば、どんな準備(計画)をすればいいかが明確になります。
まずは具体的で定量的な目標を設定しましょう。
②計画表を作り実績管理する
ゴールが決まったら、そこまでの道のりを計画します。
計画は目標達成のためのコンパスです。
到着したい場所にたどり着くために、今何をすればよいのか、次に何をすれば良いのかを明確にして、組み立てます。
それが計画の策定です。
計画は目標と同じく、具体的にしましょう。
何をすべきなのか、ほとんど自動的にわかるように言語化しておくべきです。
抽象的な言い回しは、誤解を生んだり、行動を躊躇させてしまう原因になります。
計画は明確にすること。これがポイントです。
<答えるべき問い>
・目標を達成するためにこなすべきタスクは何か?
・洗い出したタスクに漏れ、重複はないか?
・どのタスクはどの順番で実行すべきか?
・関係者のスケジュールは確認したか?
・計画表は行動が明確になっているか?
計画表は何度も読み返すものです。
関係者に共有し、スケジュール通り実施できたか定期的に確認し、適宜修正を加えていきましょう。
③現実から目を逸らさず直視する
これは精神論ではありません。
仕事を迅速、丁寧に進めていくために必要なスキル(技術)です。
人は目の前に解決困難な大きすぎる問題、自身のキャパを超えた物事が発生すると、考えることを止めてしまいます。
それが後回しに繋がる真因なのです。
考えなければ問題は解決しません。
祈っても、願っても、問題はそのまま問題として現実にあり続けるだけです。
現実を正面から見つめ、あるべき姿、状態は何なのか、どうすれば問題解決に繋がるのか等を立ち止まって考えることが重要なのです。
<答えるべき問い>
・あるべき姿は何か?
・今はどんな状態にあるか?
・何が問題なのか?
・何をすればその問題は解決するのか?
・解決策を実行するために必要なものは何か?
問題が大きいと感じたら細分化しましょう。
大きな家を建てるためには、材料が必要です。
いきなり家を上からボンっと置いて、建つわけではありません。
どんな家にしたいか話し合い、設計し、必要な材料を集め、人や機械によって具現化していきます。
仕事も同じです。
現実を見つめ、一つひとつ実行していきましょう。
まとめ
これで読書に集中する準備は整いました。
重要なことは何度も述べられています。
それは
「具体的にすること」
抽象的な状態では、人は何に手を付けてよいか直感的にわからず、後回しにしてしまいます。
大事なのは誰でも分かる状態にする、つまり具体的な状態まで分解することです。
仕事だけでなく、何かに悩んでしまったときは、その悩みを分解して具体的にしましょう。
すると解決の糸口が見えてくるはずです。
やるべきことが明確になれば安心できます。
そうすれば楽しみにしていた良質な読書を心ゆくまで堪能することができるのです。
この記事が読書の皆様のお役に立てれば幸いです。