書評・要約・雑記等

読書欲求をくすぐる分厚い本3選

みなさん、分厚い本は好きですか?
私は大好きです。

分厚い本を見ると、胸が踊ります。
静かな休日の午後に、熱い珈琲を淹れて、分厚い本を時間に縛られることなく読む、最高です。

ロシアの劇作家、チェーホフはこう言っています。

書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく

ということは、ページ数が多い分厚い本は、我々をより一層高めてくれるのです。

そこで私が厳選した分厚い本をみなさまに紹介します!

冤罪と人類/管賀江留郎 著 ★688ページ

この作品はハヤカワノンフィクション文庫から出版されている作品です。
平積みされている本屋も多数ありました。
分厚さに圧巻です。

文庫本なのに分厚いというのは、かなり魅力的。
中身も見た目と同様にかなり重厚的なものです。

テーマは人類の悲劇は道徳感情に由来する、というもの。

主に各種の冤罪事件を詳細に分析し、道徳感情が人類にとって大きな判断の源泉となっていることを解決しています。
とにかく、すぐに手にとってほしい作品です。
多くの人類が、この本を読めば、世界が変わるかもしれない、そんなふうに思いました。

魍魎の匣/京極夏彦 著 ★1060ページ

凄まじい分厚さに圧巻です。
大人気の妖怪シリーズ第2弾。

作品は「もうりょうのはこ」と読みます。
コミック版やアニメ化もされている作品です。

表紙からホラーな印象を受けますが、実際は重厚なミステリー小説です。
まとまった時間を作って、一気読みするのもいいですし、長い時間をかけて、コツコツ読んでいくのもいいでしょう。

独学大全/読書猿 著 ★1064ページ

辞書のような、鈍器のような、そんな重厚感のある作品です。
イメージとしては、独学するにあたって悩みがでたときに辞書のように使うといった感じ。

副題は絶対に「「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法」となっており、55のメソッドが詰まっています。
読書家は独学家でもあります。

おすすめなので、ぜひ読んでみてください!

今日の一言

ひたすらに読書したいときってありますよね。
そんなときは分厚い本がおすすめです。

上下巻に分かれている作品は多いですが、上と下の間で一時的に途切れてしまう感じが、あまり好きではありません。
一つの媒体に大きな物語を詰め込んでいてほしいと思います。

でも現実問題として、そんなに分厚い本に需要ないんですかね?
私は求めています!