今の時代、インターネットやスマートフォン、SNSの普及により、若者の活字離れが進んでいると嘆く人が多いですね。
正確に言えば、短い文章ばかり読んでいて、長い文章を読むことが激減しています。
そこには様々な背景があると思います。
文字媒体以外にも、映像や音声コンテンツなど、膨大な作品があり、かつ安価に楽しめる時代です。
そして勉強も忙しいし、友達との話題にもついていけるようにそれぞれの作品をチェックしておかないといけない。
悩ましいです。
その中でも私は文章を読んで欲しいと思います。
おそらく多くの親御さんもそう思っていることでしょう。
そこで小学生におすすめの小説を2作品紹介します!
星の王子さま/サン=テグジュペリ 著ジュペ
まずはじめに紹介するのが、この星の王子さまです。
とても有名な作品で、ご存じの方も多いと思います。
(大人にも読んで欲しい作品です!)
物語で描かれている大切な気持ち。
大人になると忘れていたり、薄れている人も多いのではないでしょうか。
その大切な気持ちを小学生は持っており、共感できる部分が多く、著者の伝えたい事が腹に落ちやすいかと思います。
大人になると嫌でもこの世界の様々なネガティブな側面が見えてきます。
そして過去と未来ばかりを気にしています。
この星の王子さまは、過去も未来も今の積み重ねであることを再認識させてくれます。
今が一番重要で、自身の気持ちを素直に見つめること。
今を全力で楽しんでいる小学生のときこそ、この物語に触れて、今の自分で良い、ということを知って欲しいなと思います。
タイムマシン/H.G. ウェルズ 著
私は小学3年生の夏休みに読みました。
今でもよく覚えています。
夏休みの宿題で読書感想を提出する必要がありました。
でも本なんて全然読みません。
外で野球やサッカーをするか、ゲームをして遊んでいました。
しかし、親から1000円を渡され、一人で本屋に行くことになり、偶然目にとまった作品が、このタイムマシンでした。
最初はドラえもんのタイムマシン?かと思いましたが、全然違っていて、昔の人が書いた小説でした。
パッケージは何かの機械に乗った男性が木々をかき分けていくようなイラストです。
何だか面白そうだと思い、ページをめくるとタイムトラベラーの話のようでした。
そのまま迷うことなくレジに持って行き、購入しました。
(ちなみにこの時に買った本は今でも大切に持っていて、読み返すこともあります)
物語はタイムトラベラーが開発したタイムマシンを使って未来に行くことに成功し、偶然にたどり着いた先で、未来人を発見、そして未知の生物との遭遇により、様々な危機に合うという話です。
未来の人間ってこうなのか……と思いながら読んでいました。
今読み返しても面白い作品ですし、この物語が示唆する人間の行き着く先を回避せねばならないと強く思います。
著者はHGウェルズというイギリスの作家です。
ジュール・ヴェルヌとともに「SFの巨人」と言われています。
他にも宇宙戦争など多数の作品がありますので、気になったら是非読んでみてください。
今日の一言
なにかをはじめるのはいつも億劫です。
不安があるし、面倒だなと、つい思ってしまう。
こたつから出たくない、そんな気持ちです。
でも実際やってみると楽しかったり、勉強になったりするんですよね。
こたつから出て、外に出てみると楽しいみたいな。
みなさんはなにかチャレンジしようとされていることはありますか?
よかったらコメントやTwitterのDMでおしえてくださいね!