大人気の文庫化予測シリーズ。

今回は、デビュー15周年を迎え、常に時代の最先端を射抜く作品を世に送り出す朝井リョウさんの最新長編『イン・ザ・メガチャーチ』がいつ文庫化されるのかを予測します。

朝井リョウさんの作品は、緻密な心理描写と圧倒的な熱量があるため、「一度単行本で読んだけれど、文庫でも揃えて手元に置いておきたい」という熱心なファンが多いのも特徴です。過去のデータから、その気になる時期を導き出します。

『イン・ザ・メガチャーチ』ってどんな本?

本作は、ダンスを軸にした青春と、そこから派生する巨大な熱狂、そして個人と集団の関係性を描いた物語です。「メガチャーチ」という言葉が示唆するように、ある種の宗教的な熱狂にも似た集団のエネルギーが、現代的な視点で鋭く描かれています。

2024年に刊行された本作は、朝井リョウさんのデビュー作『桐島、部活やめるってよ』から続く「若者の群像劇」の進化系であり、同時に社会の構造を問い直す重厚なテーマも孕んでいます。文芸界だけでなく、幅広い層から注目を集めている一冊です。

文庫化はいつごろか?

それでは、文庫化時期を予測していきましょう。

朝井リョウさんの過去作品の実績から分析します。

作品名単行本発売日文庫本発売日文庫化までの期間
ままならないから私とあなた2016/4/112019/4/10約3年0ヶ月
正欲2021/03/262023/05/292年2ヶ月
スター2020/10/072023/03/072年8ヶ月

新潮社から刊行された朝井リョウ作品(単行本)の傾向を見ると、概ね2年2ヶ月〜3年0ヶ月の間で文庫化されています。特に『正欲』のような大ヒット作は文庫化が比較的早い傾向にありますが、大作になればなるほど2年半以上じっくり時間をかけるケースも見受けられます。

今回の『イン・ザ・メガチャーチ』の単行本発売日は 2025/09/05 です。

これまでのデータを考慮し、私の予測は……

文庫化の時期は 2028/03/05 頃 と予測します!

今日の一言:メガチャーチ

タイトルの「メガチャーチ」とは、本来アメリカを中心に広まった、週末の礼拝に数千人、時には数万人規模の信者が集まる巨大な教会のことを指します。

ただの宗教施設ではなく、コンサートホールのような音響設備や、巨大なスクリーンを備えていることも多く、その空間自体が生み出す「一体感」や「トランス状態に近い熱狂」が特徴です。朝井さんがこの言葉をダンスの物語に冠した意味を考えながら読むと、より作品の解像度が上がるかもしれません。