大人気の文庫化予測シリーズ。
今回は超ベテラン作家である桐野夏生さん作品、『燕は戻ってこない』がいつ文庫化されるのか予測します!
他作品の文庫化予測もしていますので、よろしければそちらもご覧ください!
精度はかなり高い自信があります!
『燕は戻ってこない』ってどんな本?
北海道で介護職を辞めることなった29歳の女性が主人公です。
金銭的に困窮し、卵子提供をはじめ、さらに代理母出産の話を話を持ちかけられます。
もしかしたら日本でもこのようなことが実際に行われているのではないかと思ってしまうようなかなりリアルな描写でした。
貧困問題と不妊をテーマとした、ディストピア的な小説です。
主人公にはとにかく幸せになってほしい。そう思いました。
文庫化はいつごろか?
過去の作品から文庫化の時期を予測します!
『デンジャラス』
単行本発売日:2017/6/7
文庫本発売日:2020/6/24
→文庫化まで約3年
『緑の毒』
単行本発売日:2011/8/31
文庫本発売日:2014/9/25
→文庫化まで約3年
約3年で文庫化されていますので、おそらく同程度かかるでしょう。
単行本の発売日が2022/3/4ですので、
文庫化を2025年3月4日と予測します!
文庫化されない可能性について
こちらの作品はかなり高い確率で文庫化されるでしょう。
余談ですが、意外と名著と呼ばれる作品は文庫本がでていなかったりします。
小説『百年の孤独』もかなり人気の作品ですが、文庫化される気配はありません。
文庫化される前に絶対に読んだほうがいい!
この作品、非常に内容が重たい作品ですが、ストーリーはある意味で軽快に進みます。
身体がつられていく、引っ張られていくような感覚です。
さすがは超ベテラン作家。物語に引き込まれます。
そしてかなり重厚感のあるテーマで考えさせられます。
現在に潜む問題をあらわにして、それに切り込んでいくような感覚です。
ぜひすぐに読んでほしい作品です!
今日の一言
ひとつひとつの問題のすべてに自分の思いを入れた意思を持つことは非常に難しく、また手間であると思います。一人の人間が抱えることができる問題は大して多くないでしょう。
しかし一方で、目をそむけてはいけない問題はたくさんあります。だからこそ、私は小説を読むべきだと思います。その独特の主人公やその世界観を通じて、新しい価値観に触れることで、出てくる答えがあるからです。
読む本は自身が気になったものでいいと思います。表紙が好きとか、タイトルが好きとか、書き出しが好きだたとか。きっかけはなんであれ、ある物語を通じて、あなたがなにかを手に入れ、または手放し、新しい価値に気づくことができれば世界はもっと豊かになると思います。
「今日の一言」の割に長文になりました。たまにはこんなことを書くのもいいと思っています。なにか思いついたらまたここで語ります。
こうやって自分の意見をどこかに記録しておくと、あとで読み返したときに、「あのときはこんなこと考えてたのか~」と思い出します。で、また発見があるんですよね。
だから思ったことはどこかに残しておきます。最後までお読みいただきありがとうございました。