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就活で使える!読書の魅力について

就活の際に面接で、自身のスキルアップのために何かしていることはありますか?と質問されることがあります。

その中で「読書」と答える人は多いでしょう。
「読書」と回答した場合に、なぜ読書なのか、読書の魅力は何なのかと更問いが来る場面があります。

そこで読書家である私なりの回答をまとめました!

結論からいうと読書の魅力は下記の3点です。
 ①人生の疑似体験ができる
 ②先人の知恵を体系的に学ぶことができる
 ③良質な娯楽である

では一つひとつ解説していきます。

人生の疑似体験ができる

人は経験を通じて成長していきます。
失敗から対策を考え、成功体験から自信を付け、自分が思うあるべき姿に近づいていく、そのような成長スパイラルを辿っていきます。

学びを増やすためには経験を増やすことが重要です。
しかし、人生には限りがあります。

そこで読書が役に立ちます。

物語の登場人物の視点から人生を疑似体験することができるのです。
自分がその物語の登場人物となったような感覚で読んでいくことで、その人の人生を体験しているような感覚になります。

物語の中で、登場人物は壁にぶち当たり、困難を乗り越え、目標を達成していくでしょう。
そこに学びがあります。
(余談ですがフランスの研究で、登場人物が行動をすると読者の脳内で運動に関する部位が刺激されることがわかっています)

一度しかない人生の中で、複数の人生を疑似体験することができる。
それが読書の魅力です。

先人の知恵を体系的に学ぶことができる

読書の魅力の2つ目は、先人の知識や思想を体系的に学べることです。

特にビジネス書では、目次をみると大まかな要点がわかります。
わかりやすく体系化されているので要素と要素の関係を理解しながら知識を取り入れることができるのです。

これは直接人からアドバイスをもらうのとは大きな違いがあります。
例えば会社の上司や先輩とご飯に言って、色々とアドバイスをもらうこともあるでしょう。 でもそれは体系化されていないまとまりのないものなので、順不同であり、それぞれの要素を理解しつつ、頭の中でその要素と要素の関連性から整理する必要があります。
(ただ距離感の近い助言だと思うので、そういった側面から身近な人からアドバイスは有効でしょう。そういったメリットもあります。)

本の場合は出版する際に著者と編集者が何度も調整をして、読者が理解しやすい状態で世に送り出します。だから要素と要素の関係が分かりやすく頭に入りやすい。

しかし、一つ注意点があります。このように体系化された本は著者の主観が多く入っている場合があります。著者の体験談のみで構成されているケースが非常に多いんです。

一つのテーマに対して3冊以上の本を読むことを勧めます。
色んな著者の考えをみて、あなた自身が重要だと思ったノウハウを取り入れましょう。

良質な娯楽である

読書の3つ目の魅力は、シンプルに読書は楽しい!ということです。
私は、ほとんどこれだけの理由で本を読んでいます。

読書から何かを学ぶということは結果論です。
確かに本は情報量が多く、他の媒体(メディア)よりも学びの質・量ともに圧倒的です。

でもただ楽しいから読書をする。しかもそれが自身の成長にも繋がっている。
読書は本当に良い娯楽だなと思います。
読書家が増えて、もっと多くの人が本の話をするようになればと願っています。

まとめ

読書の魅力とは、娯楽としてだけでなく、物語を通じて他人の人生を疑似体験できることや、先人の知恵を体系化された情報として学習できることです。人生には時間的な制約があり、自身の体験だけでは学びが足りません。

ドイツの名宰相であるオットー・ビスマルクはこう言っています。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

私は歴史から学びます。